大阪医科大学神経精神医学教室

入局者の声

入局したスタッフの声を抜粋しました。

氏名
(入局年)
コメント
藤本 健士郎
平成29年入局

藤本健士郎と申します。平成29年度より入局し、大学病院にて医員として勤務させて頂いております。

私が精神科を志した理由は、大きく二つあります。

 まず一つ目は、「自分の経験を活かしたい」思いから。私自身、過去に強迫神経症や音声チックに苦しみ、精神科での治療を経て克服した経験があります。厳密には「克服した」というよりも、「症状自体は変わらずあるが、日常生活に一切支障が出ない程そのコントロールが上手くなった」が正しいでしょう。教科書には載っていない、その辺りの謂わばノウハウを、日常診療において患者さん一人ひとりに丁寧に伝え、自身の経験を還元できるよう努力しています。

  二つ目としては、「確かな将来性」です。そう遠くない将来、ビッグデータを基にした医療の標準化や人工知能の台頭により、医療の現場が大きく様変わりするであろうことは誰しも容易に想像するところですが、人のこころに寄り添う仕事は、人にしかできません。ご自分の大切な家族がこころを痛めた時、そのケアをロボットに任せられるでしょうか?いくらデジタル化が進もうと、それを扱う人間がアナログな存在である以上、私たちの専門性はこれまでと同様、高く確かなものだと信じています。

  趣味は映画・音楽鑑賞、パソコンの自作やゲームなど(趣味はデジタルなんですよね。不思議です。)

  シロかクロかに拘らず、グレーなものはグレーなまま受け入れられる繊細な感性をお持ちの方は是非精神科にいらして下さい。

辻 明里
平成28年入局

 平成28年度入局の辻明里と申します。私は関西医科大学を卒業し、大阪医科大学附属病院で2年間の初期研修を終えた後に入局しました。

 学生時代から脳神経や精神科の分野に興味がありましたが、初期研修では内科と精神科の間で進路に悩んでいました。というのも、最初は精神科医療についての具体的なイメージを持ちにくく、周囲からの「精神科って怖いんじゃないの?」「医者になったのになぜ精神科?」といった何気ない言葉に気持ちを揺さぶられた部分もありました。しかし実際に精神科での研修期間を重ねるうちに精神科医療の難しさと面白さを実感し入局となりましたが、今のところその選択に後悔はありません!

 現在、私は大学病院での勤務をしております。もともと他大学の出身ではありますが、そのことで特別困った経験もなく、医局の先生方は勿論の事、心理士の先生方、病棟や事務のスタッフの皆さんが良くしてくださり非常に働きやすい環境です。さらに日々の診療といった臨床的な面だけでなく、大学病院ならではの回診、カンファレンスなど教育的な側面も併せ持ち、バランスの良い後期研修を送ることができていると思います。学生さんや研修医、転科を考えておられる先生など、様々な方がおられると思いますが、是非一度、実際の医局の雰囲気や業務などを見学に来ていただければと思います。

町田 康博
平成28年入局

平成28年に入局しました。平成22年に大阪医科大学を卒業し、基礎研究者になろうとして大学院生になりましたが、研究の厳しい世界で生きていくことに不安を感じ、臨床研修をやり直したという特殊な経歴を経ています。

少し年を取った新人として、最初は不安もありましたが、入局すると驚いたことに同期はさらに上の40代でした。28年度入局者は3人、それぞれ20代、30代、40代とやや混沌としていて、ジェネレーションギャップなどに苦しむかと思いましたが、私個人としては、年齢の離れた同期がいたからこそ充実した後期研修が送れたと感じています。それぞれの背景、経験が、患者さんへのアプローチの違いとしてみえることがとても勉強になり、精神科医としての財産になったからです。

精神科は色んな経験、考え方が活かされる科です。そして、大阪医大精神科医局は、色んな人の存在を優しく包むような包容力と歴史がある医局です。十人十色のオンリーワンかつナンバーワンの後期研修を医局員一同で支えます。面白い人が見学に来たり、「入局します!!」と宣言したりするのを楽しみにしています。

森川 陽一
平成28年入局

20164月に入局した森川陽一と申します。

私は、早稲田大学理工学部電気工学科卒業後、約10年間、半導体製造装置エンジニアをしておりました。その後一念発起して医学部を再受験し、岩手医科大学卒業後、高槻赤十字病院で初期臨床研修を行いました。当医局の関連病院である新阿武山病院で精神科ローテートをし、その時に医局の先生方に、優しく丁寧にご指導いただきました。大学の医局も見学し、同様に雰囲気が良かったことから、大阪医科大学神経精神医学教室への入局を決めました。

私は医師としてのスタートが遅く、他大学出身、研修も他病院で行いましたが、指導医、上級医の先生方に、親切、丁寧にご指導いただいております。当医局には、他大学出身の先生、また、転科されてきた先生もいますので、なかなか情報が得られずに迷っていらっしゃる研修医の先生方、転科をご検討されている先生、学生の皆さん、是非一度、見学にお越しください。当医局の雰囲気を感じ取っていただけることと思います。医局員一同、お待ちしております。

藤田 実穂
平成27年入局

この度大阪医科大学精神医学教室同門会に入会させていただきました藤田 実穂と申します。出身大学は大阪医科大学を卒業後、大阪医科大学付属病院で2年間初期臨床研修を行いました。

中学生の頃から美術部に所属し、毎日暗くなるまで絵を描いていて、一時は美大への進学も考えていました。しかし、高校時代に精神科に興味を持つきっかけがあり、そこから「精神科医になろう」と考え、医学部への進学することを決めました。2浪し、大学に入学後も、精神科への興味は変わりませんでした。(大学では美術部・写真部・ゴルフ部を兼部し、部活ばかりしていました。)そして、研修医として働きだして間もない研修医1年目の6月に精神科を回らせていただきました。やはりとても興味深く、医局の雰囲気も良いことから、大阪医大の精神科への入局を決めました。その後、いくつかの科をまわりましたが、決意が変わらず、この4月に入局させていただきました。

入局後は、病棟業務や、非常勤や当直業務など、研修医時代とは異なる立場での仕事もはじまり、精神科の奥深さや難しさを感じる日々となっております。

非常勤先として「丹比荘病院」に週2回勤務させていただいております。始めての単科病院勤務ということもあり、大変緊張し、病棟業務にも慣れない状態ではありますが、先生方やスタッフの皆様に丁寧にご指導いただき、大変感謝しております。はじめは、お互い緊張気味であり、「若い医師だ」と察してとあまりお話して下さらなかった患者さんも、診察を重ねているうちに、診察を待っていて下さったり、笑顔を多くみせてくださったりするようになりました。精神科医の醍醐味はこのような患者さんとのコミュニケーションにあるのではないかと経験は浅いながら感じております。

今後につきましては、児童・思春期に興味があるため、専門的に学び、診療に携わっていきたいと考えております。また、趣味の絵を活かして芸術療法を治療に取り入れていきたいとも考えています。

至らない部分も多々ありますが、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

南 詠美
平成27年入局

私は学生の頃より精神科という科に何となくではありましたが、興味を持っていたこともあり、大阪医科大学附属病院での研修でも精神科で勉強させていただき、そのまま入局をしました。

精神科では、患者さんや患者さんの家族とじっくりと話をして、その患者さんの抱えている問題を理解し、お薬での治療と共に、その患者さんそれぞれの問題を少しずつ紐解いていくことに大変面白さや難しさを感じました。

お薬のこと、制度のこと、対応の仕方等分からないことは山のようにあります。しかし、少しずつ勉強をし、上級医の先生にも教えていただくことで、紐を解く道が徐々にではありますが、見ることもできるようになってきました。

まだまだ分からないことも多いですが、指導してくださる先生は優しく、親身になって相談に乗ってくださる方ばかりです。

何科に進もうか、どこで勉強をしていくか、進路に悩んでいる医学生、研修医の方は、ぜひ1度大阪医科大学附属病院精神神経科に見学に来てください。大阪医大出身でない方も心配する必要はありません。想像しているよりも、楽しく、熱い医局スタッフが皆さんのことをお待ちしています。  

豐田 勝孝
平成27年入局

大阪医科大学を卒業後、同大学附属病院にて研修を行い、平成27年の4月から精神科に入局しました。私は学生の頃から精神科に進むことはほぼ決めていたので、研修2年目からストレートコースという精神科専門のコースに入り、指導を受けていました。ストレートコースで研修できるメリットとしては研修医2年目の時から精神科の大学院に入り研究が行えたことと、少しでも専門性のある仕事に早くから携われることが出来たことと感じています。

医局の先生はどの先生も親しみやすく、指導体制としてはかなり整っているかと思います。実際、ほぼ全ての領域の精神疾患は入院や外来で経験することが出来ましたし、また私は専門分野としては認知症グループに属していますが、画像も読めない状態からスタートして医師3年目の夏からは大学の物忘れ外来をさせて頂けるようにまでなっています。精神科を志す先生の中では、市中病院で後期研修を開始する方がよいのではないかという声も聞きますが、大学病院ならではのカンファレンスや回診などの経験はここでしか得られないものですし、医師3年目の1年間で精神科医としての基礎が作られる重要な一年と思うと大学病院で後期研修をスタートするメリットは非常に大きいと思います。興味のある方は是非、一度見学にでも足を運んで下さい。我々も全力でお応えします。

桂 良輔
平成27年入局

今年度、大阪医科大学 神経精神医学教室に入局いたしました、桂 良輔と申します。

20083月に川崎医科大学医学部を卒業し、同年4月より神戸大学医学部付属病院で2年間研修いたしました。その後20104月、神戸大学医学部付属病院 形成外科/美容外科に入局いたしました。

最も多かった症例は、糖尿病性足潰瘍が多かったと記憶しております。せっかく入院までしてキズが上皮化したにもかかわらず、コンプライアンスが非常に悪く、歩行しすぎて何度もキズを作って外来受診されたのを覚えております。また、一番記憶に残っている症例は、神戸大学形成外科の元教授が乳がん摘出後の乳房を自家組織にて修正手術を行った際に、健常側よりきれいに作っていたことに驚いたことでした。「先生、患側の方がきれいすぎます。」と恐れ多くも当時の教授につっこんだ覚えがあります。5年間形成外科にて従事し、いろいろな皮膚外科疾患、体表面的な修正、機能的な修正などを行ってまいりました。

20151月に形成外科 専門医を取得し、今回大阪医科大学 神経精神医学教室に入局となりました。元々、父が同局の出身であり、学生の頃より精神科を専攻しようと思っておりましたが、形成外科に興味があり、先に勉強させていただきました。精神科と形成外科では美容での醜形妄想の患者さんやリストカットの患者さんなどで一部関わり合いがあると考えております。

精神科は外科のようなスピーディーさは少なく、ゆっくりと慎重に、また、深く診療、診察、問診を行い、哲学や文学を思わせるような科であると痛感いたしました。そして私自身が今までいかに患者さんの話を必要最低限の問診だけで済ませていたかを思い知りました。

医師としては8年目であり、再度3年目の気持ちにかえって、日々精進している次第です。皆様にはご迷惑をおかけするとは思いますが、ご教示、ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

今津 伸一
平成27年入局

大阪医科大学附属病院で2年間研修後、精神科に入局しました。元々は内科志望で、研修を始めた当初はまさか自分が精神科に入局しているとは想像もしていませんでした。恐らく学生の間に精神科の勉強をほとんどしておらず、内科の方が馴染んでおり、精神科の医師像が全く想像できなかったからだと思います。また、患者さんも恐いといったイメージでした。しかし、実際今では精神科も医療の一部としての役割が歴然としており、やりがいを感じて仕事をしています。また、医局の雰囲気も想像していたのとは異なり、体育会系の先生方も多くおられました。指導体制もしっかりしており、僕らレジデントとして本当に良い医局だと思います。

学生や研修医で入局先を悩んでいる方大勢いらっしゃると思いますが、是非一度見学に来てみてくだいさい。イメージと現実の違いを目の当たりにすると思います。実際、僕はこんな堅い文章を書くような人物ではございません。

田中 こゆき
平成26年入局

平成26年に入局した田中こゆきと申します。精神科のイメージはどういうものでしょうか

検査値で評価できないから難しそう?
体のことが診れなくなりそう?
対応が難しそう・・・?
QOLが高い?

いろいろなイメージがあると思います。しかしそれはどれもあっているしもしマイナスイメージがあるならばそれを自分でプラスに変えることもできるとも思います。

私は学生時代から救急医を目指しており、その進路に合わせて市中病院で初期研修を受け、緊急疾患のトリアージを行う日々でした。その中で精神的要因により身体症状を訴える方にも多く出会い対応に困ったことがありました。初期研修2年目に精神科ローテ-トにて単科病院で研修を受けました。初めての単科病院での研修は衝撃を受けることも多かったですが、診察をしながら全身状態を診る先生方の姿を見て救急医から自然と患者を包括的に診る精神科医になりたいと考えるようになりました。その時に出会った先生方が大阪医大の精神科に所属していたこともあり、入局を決意しました。現在は兵庫県赤穂市という兵庫県と岡山県の県境の病院に勤務しています。地域の精神科医療は残念ながら都会のように医療が充実していません。そのため専門外のことで対応に難渋することもありますが、先輩の先生方に支えながら日々の業務に立ち向かっています。精神科に入局して自分らしい医療をしてみてはいかがでしょうか?

高橋麻友子
平成26年入局

私は大阪医科大学附属病院で初期研修を行い、平成26年に当医局に入局しました。

学生時代から精神科に興味を持っていましたが、当時は「精神疾患は曖昧でわかりにくい」という印象もありました。しかし初期研修の際に、精神科における診断や治療は論理的な思考過程も要求されるのだと実感しました。そして、以前よりもさらに「精神科って面白い」と思うようになりました。

研修終了後は、他院、他科で勤務しておりましたが、上記のような理由から精神科医になりたいという思いが強くなり、転科を決意しました。そして、研修医の頃から大阪医科大学精神科の先生方の面倒見が良くて話しやすい雰囲気が大好きだったこともあり、ぜひそのような先生方と一緒に仕事をしたいと思い入局を決めました。

入局1年目は大学病院に勤務することとなり、指導医の先生方と入院患者を担当します。また、週に一回はカンファレンスもあり、非常に勉強になります。私は今関連病院に勤務していますが、大学病院で得た知識と経験がとても役に立っています。

今これを読んでくださっているのは、「精神科と他科で迷っている」「他の医局もしくは精神科病院と迷っている」など、様々な方がいらっしゃると思います。実際に当医局の雰囲気を見ていただくのが一番だと思いますので、ぜひ一度見学に来てください。他大学出身の方、転科を考えている方も大歓迎です。お待ちしております。

西澤 由貴
平成26年入局

20144月から大阪医科大学神経精神科に所属している西澤由貴です。

関西学院大学社会学部社会福祉学科を卒業後、金沢医科大学医学部医学科に入学、2012年に卒業し、初期臨床研修は2年間大阪医科大学付属病院で行いました。その際に興味があった精神科を回り、臨床、研究に対して熱気のこもった医局の雰囲気を感じ、医師、人間として成長出来る環境できるのではないかと思い入局を決意しました。

現段階でわかった当医局の特色としては、

1.入局1年目は大学で働き、外勤先として関連病院に勤務する。

2.3年目から外病院に入職し働く。

3.大学院に入学するタイミングは入局直後が多い。

4.大学院への進学は個人の自由

5.臨床に重点を置いており精神保健指定医や専門医は最短で取得させようとする。(良い意味で)

などが挙げられると思います。入局2年目の私が1年目を振り返って特に良かったと思っているのは[1]です。病棟では患者さんを医師が23人で担当することとなります。様々な専門分野を持つオーベンの先生の下につくことで経験は未熟でも幅広く勉強することが出来ます。また、週1回のカンファでは診断に至るプロセスや治療法の決め方など臨床医として1人立ちしていく上で重要となるポイントが分かってくるとは思います。

研究に関しては遺伝の研究を重視して行ってきたという実績が当医局にはあります。その分野に興味がある方は是非お勧め出来ますし、そうでなくとも他に興味がある分野があれば指導医が相談に乗ってくれる自由な雰囲気があります。

一緒に働きましょう。お待ちしています。

岡山 達志
平成26年入局

2011年に大阪医科大学を卒業し、2年間京都市内の市中病院で初期研修を行った後、後期研修で大阪医科大学に戻ってきました。

学生時代から精神科に興味を持ち、将来は精神科医になろうと決めていたのですが、学生だったこともありどこの病院で働くかなどは全く考えていませんでした。5回生、6回生の実習で精神科を選択した際にとても雰囲気がよく、また教育体制もしっかりと整えられている当科を見ている内にここに入ろうと決めました。

後期研修が始まると大学病院での勤務のほか、週に2回は非常勤先での勤務という生活になります。非常勤先では、慢性疾患の方であったり、アルコール依存症の方であったりと普段大学病院では診ることのできない方をたくさん診ることができ、大変勉強になります。また、非常勤先でも教育はしっかりとしていますので有意義な時間が過ごせます。

大学病院では電気けいれん療法やクロザリルといった治療もやっており他施設ではなかなか経験できないようなことを経験できます。もちろん従来の薬物療法も重要なのですが、こういった治療法による症例を経験することで自身の視野を広げることができます。また総合病院であるのでリエゾン・コンサルテーションなど身体疾患に伴う精神症状のコントロールを依頼されることが多く、精神科医のニーズの高さを感じることもできます。他にも大学院という研究機関も整っています。自身が研究をするしないに関わらず、同じ職場に研究をしている先生がいるだけでも様々な刺激を受けることができます。研究をするならば、基礎医学を学ぶ事ができ論理的な考え方で臨床ができるようにもなります。

大学病院は若い人が多くにぎやかで、先輩後輩との交流が多いので楽しく仕事ができます。また、オンとオフの切り替えがしっかりしていますのでプライベートもとても充実した時間が過ごせます。

精神科医としての成長という点でもプライベートを楽しむという点でも当科は本当にオススメなので、是非一度見学に来てみてください。