大阪医科大学神経精神医学教室

性同一性障害(GID)専門外来

性同一性障害とは、生物学的性別(sex)と性別に対する自己意識あるいは自己認知(gender identity)が一致しない状態であると定義される方で、医学的に疾患と呼べる状態であるかどうかは生物学的特徴が明らかになっていない現代ではいまだ論争が続いています。しかしながら一定の方が、その状態に苦しんでいることも事実で、わが国では2003年に性同一性障害特例法が施行されています。以下に臨床的な特徴を挙げていきます。

  1. 自らの性別を嫌悪あるいは忌避する
    自分の性器が間違っている、成人になれば反対の性器を持つようになるであろうなどと主張したり、自分の性器はなかったらよかったのにと考えることもあります。
    また、2次性徴期には、男性では声変わりがしたり、喉仏が目立ったり、肩幅が広く、筋肉が張ってくる、陰茎が大きくなるなど、女性では体つきが丸みを帯 び、月経が発来したり、乳房が膨らむなどの変化が起こります。こうした男らしい、あるいは女らしい体つきになることに対する嫌悪感や忌避の気持ちが強くな ります。
    そのために、すね毛をそったり、乳房を晒しで巻き、ふくらみを隠そうとしたりします。これらの症状は、自らのジェンダーにふさわしくない身体症状を嫌悪し、忌避することからくるものです。
  2. 反対の性別に対する強く、持続的な同一感を抱く
    自分の存在そのものを、自らのジェンダーと同一化したいと願い、反対の性別になりたいと強く望みます。そのために、反対の性別の服装(異性装)をしたり、反対の性別としての遊びを好みます。
    男の子の場合、女の子の遊びを好んだり、女の子の服装をしたいと望みます。また、女の子の場合には、男の子のような活発な遊びを好みます。これは、自らのジェンダーにあった生活や遊びをすることが自分の気持ちにしっくりするためです。
  3. 反対の性別としての性別役割を果たそうとする
    日常生活の中でも反対の性別として行動したり、義務を果たしたり、家庭や職場、社会的人間関係でも、反対の性別として役割を果たそうとします。また、言葉遣いや身のこなしなど、様々な点で、反対の性別として役割を演じることを希望し、実際そのように実行します。    (厚生労働省ホームページ参照)

当科では専門的な教育を受けた医師がその診療に従事し、これまでも同分野のオピニオンリーダー的役割を担ってきました。専門外来への受診は予約を経て受診をしていたくこととなります。詳しくは当院精神科外来にお尋ねください。

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